ダービー卿CT(G3)は波乱必至? 中山のハンディキャップ戦は人気薄馬に「大チャンス」!?
「追い切りは軽快でいい動きだった思います」(競馬誌記者)
軽やかな走りを見せて高評価されたのはアデイインザライフ(牡7歳、美浦・萩原清)。一昨年前に新潟記念(G3)を制覇し飛躍が期待されたものの故障。前走のニューイヤSで1年4カ月ぶりに復帰し、2番人気に支持されるも7着。完全復活とはならなかった。
「前走は久しぶり過ぎましたが、マイルの適性を垣間見せたのは今後への好材料。復帰戦後、表面的には大きく変わったところはないように見えますが、徐々にメンタル的にはレース仕様に戻りつつある様子。ここでガラリと変わった走りを見せてもおかしくはない状態です」(前出・同)
乾坤一擲の走りを見せることができるのかが注目される。
最後は伏兵テオドール(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。これまで下位クラスでしか勝ち星を上げていないものの、54kgと斤量が軽いためチャンスはある。
「レースでも騎乗する吉田隼人騎手を背に乗せての追い切りでは、気合を全面に出していましたね。吉田騎手も『全体的な動きは及第点』と話していましたよ」とは競馬誌記者。さらに「レースでは引っ掛かって自滅することも多いです。しかし今回はマルターズアポジーがハナを主張する流れになれば、折り合いには苦労はしないでしょう。自分のペースで進めば、勝ち負けに絡む可能性もあるでしょう」と色気十分。
中山マイルでのハンデ重賞はどのような結果になるだろうか? 今後のマイル戦線を占うであろう一戦は31日(土)に15時45分に発走予定だ。