桜花賞(G1)「異変」ラッキーライラックの調整方法が心配? 14年ぶり無敗の桜花賞馬誕生へ「最大不安」石橋脩騎手以上に鍵を握るのは……
「実は気になる点が、もう1つあって……ラッキーライラックは、ここまですべて短期放牧を挟んで連勝を重ねてきました。しかし、今回はレース間隔の短さもあって在厩のまま調整が進められています。
管理する松永幹夫調教師の手腕がどうこうではなく、これまでとは異なる調整方法で挑むのが単純に怖いですね。それに本馬を始め社台グループの所属馬の多くは、今や短期放牧に出て外厩で仕上げてくるのが常套手段。特に関西の外厩施設ノーザンファームしがらきは『日本一の環境』といわれており、栗東トレセンを上回る調教設備を誇っています。
在厩で調整するのは手元に置ける安心感がある分、放牧と比較すればどうしてもストレスが溜まります。同じオルフェーヴル産駒のロックディスタウンも昨年の阪神JFから、急にうるささが表に出始めたように、まだ微妙な年頃のラッキーライラックもどうなるかはわかりません。本番当日はもちろん、最終追い切りの気配にも注目すべきだと思います」(同)
14年ぶりとなる「無敗の桜花賞馬」誕生の鍵を握るのは、何かと注目を集めている石橋騎手以上に、もしかしたら松永幹調教師なのかもしれない。