武豊が皐月賞(G1)「逆転の秘策」再現!? ジャンダルムに「距離不安」があるからこそ狙ってみたい理由
15日に、中山競馬場で発走を迎える皐月賞(G1)。昨年のリーディングトレーナー池江泰寿厩舎からは、キタノコマンドールとジャンダルムという有力馬2頭がスタンバイしており、2年連続のワン・ツーゴールを虎視眈々と狙っている。
中でもキタノコマンドールは、ビートたけしが名付け親であり、昨夏に電撃参入した『DMMバヌーシー』の所属馬初のG1出走とあって話題沸騰中。9日には都内で異例の記者発表会を行い、その壇上には池江泰寿調教師の姿もあった。
その一方で、ジャンダルムは前哨戦の弥生賞(G2)で3着に完敗。勝ったダノンプレミアムこそ不在となったが、最後の直線で捉えられたワグネリアンが最有力視されていることもあって、各メディアのトーンも今一歩上がっていないようだ。
「もともと母がスプリント女王のビリーヴということで、2000mの距離を不安視されていました。
昨年末のホープフルS(G1)を2着、前走の弥生賞でも3着と距離への不安は小さくなっていますが、いずれも敗戦していることもまた事実。今回、前2走よりもメンバーが強化されることは間違いなく、順当に行けば『さらに着順を落としてしまうのでは』というのが大方の見解です。
早くから『武豊騎手次第』『ユタカマジックに期待』といった”騎手頼み”のコメントが出始めており、ダノンプレミアムが回避したことで一気に主役候補に躍り出たキタノコマンドールと比べれば、あまり明るいニュースは聞こえてきませんね」(競馬記者)