武豊が皐月賞(G1)「逆転の秘策」再現!? ジャンダルムに「距離不安」があるからこそ狙ってみたい理由
ならば、ジャンダルムは昨年の皐月賞で上位を占めた「速い馬」なのではないだろうか。そう考えると、池江厩舎の「本命」は2000m以上を使われているキタノコマンドールよりも、むしろ「本馬の方ではないか」という気さえしてくる。
「頼みの綱」の武豊騎手も、弥生賞では「相手(ダノンプレミアム)が強すぎた」と完敗を認めるような発言をしていたが、それはあくまでも2馬身先を走っていた2歳王者に敬意を表したものだった。
実は、その裏で親しい関係者には「18頭立てになればわからない」「ワンチャンスあれば逆転できる」と以前から発言しており、弥生賞で半馬身前だったワグネリアンが相手なら、逆転の期待が膨らんで当然だ。
12番人気のダンビュライトで3着に好走した、昨年の皐月賞のような「秘策」を虎視眈々と練っているに違いない。
ここ10年を振り返っても昨年2着のペルシアンナイトを始め、イスラボニータやロゴタイプといった皐月賞馬は2000mをこなせる”マイラー”だった。今年の出走予定メンバーの中でマイル重賞を勝っているのは、実はジャンダルムのみ。「速い馬が勝つ」皐月賞なら”スピード女王”の仔に出番があるかもしれない。