武豊「凱旋門賞」へクリンチャーと出撃濃厚! すべては「次」次第になるが……
藤岡佑介騎手からの乗り替わりは賛否両論を呼んだ。だが、先々の海外遠征のことまで考慮した上だとすれば、合点がいく人も多いのではないだろうか。
「凱旋門賞出走もさることながら、まず武豊騎手は失った信頼を取戻すことが先決です。前走では、クリンチャーは序盤から掛かってしまい断トツの一番人気を裏切る3着。乗り替わりの一件もあり、ファンからは批判が殺到しました。
次走の天皇賞・春(G1)は、クリンチャーの大目標にして今後が左右されることになる大一番。武豊騎手はこれまで8勝もあげ、平成の盾男の異名も持つほど得意としている舞台ですが、ここで乾坤一擲の走りが求められるでしょうね。『騎手の腕が問われる』長距離戦で好走し、凱旋門賞へ向かってもらいたいです」(競馬誌ライター)
昨年は「キタサンブラックは欧州が向いている」と同馬の海外遠征を熱望したものの、北島三郎オーナーにはその願いが届くことはなかった。今年、武豊騎手はクリンチャーとともにフランスに向かうことができるのだろうか? そのためにもまずは天皇賞・春で強い姿を見せてもらいたいものだ。