武豊「別格」エアスピネルを絶賛!マイラーズC(G2)悲願のG1制覇へ大本命も「アクシデント」の影響は……
春のマイル王決定戦・安田記念(G1)を睨み、22日に京都競馬場で行われるマイラーズC(G2)で「無冠の帝王」エアスピネル(牡5歳、栗東・笹田和秀厩舎)が2018年をスタートする。
昨年のマイルCS(G1)では、残り200mを切って一度は先頭に躍り出たものの、最後の最後でペルシアンナイトの強襲を許してハナ差の2着だった。悲願のG1制覇を目指す2018年は当初、2月の中山記念(G2)から始動予定だったが、骨膜炎により回避。ここで仕切り直しの一戦を迎えることなった。
得意の京都マイルコースだけに『netkeiba.com』の事前予想でも単勝1.9倍と圧倒的な1番人気が予想されているが、気になるのはやはり一頓挫あった影響だ。
「骨膜炎で中山記念を回避しましたが、レース直前ではなく、2月の半ばには回避を表明。笹田調教師も『普通の馬なら使える、大事を取って』とおっしゃられていましたので、そこまで深刻ではないと思いますよ。
実際に3月の半ば過ぎには調教を再開して坂路も10本以上乗っていますし、急仕上げというわけでもなさそうです。特に1週前追い切りでは、この馬らしい破格の動き。騎乗した武豊騎手も『別格のタイム。さすがという感じ』と絶賛していましたね。
4ハロンで51.7秒、ラスト12.6秒でしたが、昨年のマイルCSの時が51.3秒、ラスト12.3秒。ほぼ同じラップで推移していますし、最終的に0.4秒遅かったのはラストの踏ん張りが利かなかった分ですね。その辺りが前哨戦仕上げということなのでしょうが、この段階では十分だと思います。ここは、立場的にも負けられませんね」(競馬記者)