JRAの大荒れレース新潟大賞典(G3)は決意の1点勝負!関係者のイチオシ情報とは

 運を味方につけているようにも思えるマイスタイルに対抗する1頭として名前をあげるのはトーセンマタコイヤ(牡7歳、美浦・加藤征弘厩舎)だ。

 重賞初出走が今年の中山金杯(G3)という苦労人。レースでは一時は先頭に立つなど前目の競馬を展開して先頭集団で追走するも、ゴール前で後続に交わされて6着。だが、勝馬からは0.3秒差と力は示していた。

 前走後は放牧に出されてこのレースに備えられていた。現場記者は、「休養明けの成績が[1.1.1.0]と鉄砲の利く馬。斤量も前走から据え置きの54kgとあって期待する声は大きいね」と語る。

 そのトーセンマタコイヤは、2日にレースで騎乗する柴田善臣騎手を背に美浦のトレセンで追い切り調教。南ウッドチップコースで、6F82.4-13.0秒をマークしている。

「追い切り後、柴田騎手は『素直だね』『終いの反応は良かった』と初乗りながら、上々の手応えがあったと話していたよ。新潟競馬場は16年8月の阿賀野川特別で3着になった以来だけど、『平坦な新潟ならば、この馬の持ち味を生かせそうな気がする。展開が向けばチャンスもあるんじゃないかな』と気合は十分。一撃があってもおかしくはないよ」(現場記者)

 トーセンマタコイヤ×柴田善臣騎手。ベテランコンビに意地を見せてもらいたい。

 今週はマイスタイル、トーセンマタコイヤの2頭で勝負をかける。今年も上位人気が敗れる波乱の決着を期待したい。

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