武豊「悶絶」リスグラシューがG1勝てない原因は騎手にあらず!? JRA・G1通算3勝「2着17回」競馬界最強の”シルバーコレクター”とは
「矢作は現役馬だけを見てもG1・2着4回のリスグラシューに加え、リアルスティールも3度のG1・2着馬。この2頭だけで7回を数えてしまいますが、他にもG1・2着がゴロゴロ……。
G1の通算成績は3勝に対して、2着が17回(3着6回、JRAのみ)と明らかに異常な比率。今回のリスグラシューのように『この内、いくつかでも勝てていれば……』と思わずにはいられない状況ですよ。一昔前は、ハーツクライなどを手掛けた橋口弘次郎元調教師が自他共に認めるシルバーコレクターでしたが、今は間違いなく矢作調教師が跡を継いでしまっていますね」(同)
無論、最もそう思っているのは紛れもなく本人だろう。「馬の状態はこれまでで一番良く、負けないだろうというぐらいの気持ちでいました。2着でしたがよく頑張ってくれました。馬に進歩、そして成長が見られますし、これからもっと良くなる」と今回も悔しさを噛みしめながらも前を向いた矢作調教師。勝ち切れないが、大レースでこれだけ上位を賑わせるのは、類稀な厩舎力の証でもある。
次走は安田記念(G1)を予定しているようだが、果たしてリスグラシューは、溜まりに溜まった鬱憤を晴らせるだろうか。