JRA「最強馬券アイドル」楠原安里梨が狙うはオークス「2強」どっち? アーモンドアイは……

――楠原さんの本命もこの2頭のいずれかですか?

楠原安里梨:ここは外せないところですからね。私の中ではラッキーライラックが本命。鞍上の石橋脩騎手も好調。マイル戦の桜花賞ではアーモンドアイに遅れを取りましたが、2400m戦では話が違ってくるでしょう。

 ラッキーライラックは同世代と比べると能力が抜きん出ているため、マイルでも勝利を収めることができていたと思うんです。でも、走っているときの飛びの大きさなどから中長距離向きだとさまざまなメディアでいわれています。オルフェーヴル産駒ですし、ここで中長距離馬としての才能を開花させてもらい、アーモンドアイにリベンジを果たしてもらいたいですね。

――なるほど。では、その本命に続く馬を4頭あげてもらってもいいですか?

楠原安里梨:リリーノーブル(栗東・藤岡健一厩舎)が気になっています。ルーラーシップ産駒ですし、距離延長も苦にしないと考えています。

 これまで5戦していずれも馬券圏内に入る安定した成績を残せているところも好材料。オークスでも馬券圏内に入る好走が期待できる存在では? 鞍上の川田将雅騎手は2012年のオークスをジェンティルドンナで制した経験もあります。最近は好調の様子ですし、頑張ってもらいたいです。

 3番手はサトノワルキューレ(栗東・角居勝彦厩舎)ですね。前々走のゆきやなぎ賞では後に青葉賞(G2)で2着に入るエタリオウをねじ伏せ、前走のフローラS(G2)では出遅れたにもかかわらず快勝するなど実力を証明しました。

 これまでに芝2400mのレースに2度出走していますが、その経験があるかないかの差は大きいと個人的には思っています。鞍上は大舞台に強いM.デムーロ騎手というのも好材料ですね。ただ、出走するたびに馬体重が減少している点が気になります。それを維持、もしくはプラスの状態で本番に臨むことができるのならば、期待してもいいのでは?

――結構堅い予想になりますね。

楠原安里梨:そうなんですよ(笑)。でも4番手以降は違いますよ。まずトーセンブレス(美浦・加藤征弘厩舎)です。フラワーC(G3)はカンタービレに次いで2着でしたが、勝ち馬とのタイム差はゼロで勝ってもおかしくないほどの走りを見せてくれました。今回は外枠を引き当てることができれば、チャンスがあるはずです。鞍上の柴田善臣騎手は意外性のある騎手ですし、枠に恵まれれば4年ぶりにG1制覇という大仕事を成し遂げてしまうかも!?

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