オークス(G1)サトノワルキューレは「ドゥラメンテ級」!? M.デムーロ絶賛の「第3の刺客」が持つ、大本命アーモンドアイにはない「強味」とは
しかし、出遅れながらも最後の直線だけで豪快に差し切るという、陣営の想像を超えたパフォーマンスを示したため、追加登録料を払っての参戦となりました。オーナーの里見治さんがお金持ちで有名な方ですが、それでも200万円を支払って出る以上、今回はただの物見遊山ではないと思いますね」(競馬記者)
そのレースぶりに惚れ込んだのは、主戦のM.デムーロ騎手も同じようだ。『スポニチ』の取材に対して「この馬、大好き」とベタ惚れの様子。かつて自らの手綱で皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)の春2冠を達成したドゥラメンテと比較しても「同じくらい」と、極めて高い評価を下している。
単純に「好き」というだけだが、それだけ惚れ込むのは当然、この馬が自分に「大きなプレゼント」をしてくれると思ってのことだろう。
また同じ豪脚自慢として、最大のライバルになりそうなアーモンドアイとの末脚勝負も見ものだが、サトノワルキューレには桜花賞馬にない強味がある。
「前々走のゆきやなぎ賞(500万下)の内容ですね。単純に2400mを経験していることや、2着に負かしたエタリオウが後の青葉賞(G2)で2着したことばかりがクローズアップされていますが、それ以上にレース内容が秀逸でした。
相変わらずスタートに課題があって最後方からの競馬となりましたが、1000m通過が62.7秒とペースが遅いと見るや、早めの進出を開始。最後の直線を迎えた時には、好位に取りついていました。