日本ダービー(G1)田辺裕信に「奇策」アリ? ジェネラーレウーノ、勝負は「前」とは限らない?
27日に東京競馬場で開催の日本ダービー(G1)に出走を予定しているジェネラーレウーノ(美浦・矢野英一厩舎)。前走の皐月賞(G1)で3着に入った好走をクラシック2戦目でも期待されている。
2歳王者ダノンプレミアムがザ石で回避したため、王者不在で行われた皐月賞。レースはアイトーンがハナを主張し、ジェネラーレウーノはその後ろにピタリとつける形で進む。最後の直線では、好位で競馬を進めていたエポカドーロ、サンリヴァルらに交わされてしまうも、粘り強い走りを見せて後方から伸びてきたステルヴィオらを抑えて3着に残ってみせた。
「ジェネラーレウーノ陣営は、京成杯(G3)で重賞初制覇を達成後、皐月賞直行というやや空いたローテで挑戦。出走間隔が開くことを不安視されていましたが、問題なかったようですね。
稍重の馬場で行われたため先行馬たちが有利だったのは間違いないものの、ステルヴィオやキタノコマンドールらの猛追をしのいだ粘りは素晴らしいものがありました。本番でも一撃が期待されます」(競馬誌ライター)
そのジェネラーレウーノは17日、美浦トレセンでナスノセイカンと併せ馬。主戦の田辺裕信騎手を背に5馬身先行する僚馬を追走する形で行われ、強めに追われたジェネラーレウーノは先を行く僚馬を交わして1馬身半先着。タイムは5F64秒8~12秒5を記録している。