日本ダービー(G1)ワグネリアン皐月賞は「度外視」できる!? 「馬場」だけでない明確敗因と勝算
二つ目は、多頭数のレースに出たことがないワグネリアンが、レース中に怯んでいたことも考えられます。しかし、逆に皐月賞で経験できたのはプラスですので、このことで足を引っ張ることもありません。
三つ目は、福永騎手の精神的なものです。本来はダノンプレミアムが出て1番人気になるところを、出走取消となったためにワグネリアンが押し出された1番人気に。これにより福永騎手は追いかける立場から追われる立場に変わってしまいました。プレッシャーを強く感じてしまい、思い切った騎乗ができなかったのかもしれませんね。
以上、3つの要因と稍重の馬場で、ワグネリアンは力を出し切れなかったのだと思います。馬場が悪いだけなら、上位争いはできたと思いますよ」(競馬記者)
陣営は調教は元に戻しているというし、多頭数の経験はダービーにプラス、当日の人気が落ちることで福永騎手は気楽に乗れると思われ、重い馬場も上位争いは可能とのこと。
問題点は取り払われた。マカヒキでダービーを獲った友道調教師と、悲願のダービージョッキーを狙う福永騎手とのタッグは、大きな魅力である。
日本ダービー当日、人気が落ちたワグネリアンが激走することに賭けてみたくなった。