日本ダービー(G1)ダノンプレミアム「空白の1カ月」を関係者が激白! 皐月賞回避のアクシデントから「順調報道」の真相は?
皐月賞回避を発表から、日本ダービーに向けて始動したという報道が出るまでは、ほぼ空白の1カ月間だった。トレセンに存厩したまま調整とのことだったが、あまりに情報がないため、心配した一部のファンからは「春全休」や「このまま引退かも」という声まで出始めていたほどだ。
「症状が深刻になり始めて2週間ほどは治療に充てて、ほとんど運動もできない状態だったとか。4月15日の皐月賞には、どうしたって出られるような状況ではなかったと思います。
結局、コースに出始めたのは4月20日頃を過ぎてから。まずはCウッドで慣らして、ダービーまで1カ月を切った4月の29日に初めて坂路で時計を出しました」(同)
その後は各紙の既報通り、坂路とCウッドを織り交ぜながら、順調に調整が重ねられているダノンプレミアム。すでに「故障の影響なし」や「絶好調」という景気の良いフレーズも飛び交っているが、果たしてどこまで信用して良いのだろうか。
「調教の動きを見ても順調に調整されていることは事実ですね。ダービーに出られるか出られないかという点なら、まず間違いなく出られると思います。ただし、これまでのように100%のダノンプレミアムかというと不安が残りますね。
単純に挫跖の治療で一度、完全に体を緩めざるを得なかったという面もありますが、実は挫跖の治療を経て爪が治り掛け、いよいよ本格的な調教を再開しようというタイミングで、患部の爪をぶつけるアクシデントがあったそうです。
幸い、ダービー出走に影響が出るほどのアクシデントではなく表には出ていませんが、調整に微妙な狂いが生じたことは事実。追い切りを見た関係者の中には『走りのバランスがまだ本調子じゃないね』という声もありました。今では挫跖も完治し『完全に立ち直った』と報道されていますが、これまでのイメージ通り能力全開となる保証はないと思いますね」(同)