【安田記念(G1)展望】武豊リスグラシュー「最強牡馬」に挑む! 王者スワーヴリチャードVSマイル王ペルシアンナイト再び!
昨年のマイルCS(G1)で、2000年のアグネスデジタル以来となる3歳マイル王となったペルシアンナイト。新政権の幕開けを高らかに告げたが、まさかのスワーヴリチャード参戦で再び挑戦者の立場に立たされることとなった。
そのスワーヴリチャードとは前走の大阪杯で激突し、3/4馬身差の2着。敗れはしたものの、決して逆転不可能な差ではない。一日の長があるマイル戦で借りを返しておきたいところだ。鞍上は川田将雅騎手と2歳以来の再コンビを組む。
そのペルシアンナイトが、大阪杯でコンビを組んでいたのが福永祐一騎手。今回はお手馬のサングレーザー(牡4歳、栗東・浅見秀一厩舎)とのコンビで参戦する。
昨年5月から4連勝でスワンS(G2)を制覇。彗星のごとくマイル界に名乗りを上げたが、本番のマイルCSではペルシアンナイトとエアスピネルに次ぐ3着だった。その後、年末の阪神C(G2)も3着だったが、始動戦となった前走のマイラーズS(G2)でエアスピネルを撃破して重賞2勝目。賞金加算に成功し、春のマイル王決定戦に駒を進めてきた。
鞍上の福永騎手が早くから「大きいところを狙える」と期待を寄せる本馬。前走で見せた上がり3ハロン33.2秒の末脚は、本格化の気配を存分に見せつけている。このメンバーでも頂点を狙える大器だ。
目下の充実ぶりで、これら「3強」に引けを取らないのが牝馬のリスグラシュー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。