JRA石橋脩騎手の「ダノン潰し」に称賛の声! 日本ダービー16番人気の激走「大波乱」の立役者が”屈辱”のオークスを乗り越え「殊勲」の3着


「1番人気のダノンプレミアムを終始マークする形で、最後の直線では内から抜け出そうとしたところを外から馬体を併せに行って、本命馬を相当厳しく攻めた騎乗が光っていましたね。結果的にダノンプレミアムは進路を失って前に行く機会を逃していますし、それで3着とタイム差なしの6着だったことを考えると、スムーズなら3着はこの馬だった可能性が高そうです。

最近はG1でも本命馬が内からスルスル……といった周囲の騎手の『甘い騎乗』がファンから指摘されることが目立っていましたが、ちゃんと手応えもあって厳しく進路を主張した今回の石橋騎手の騎乗は評価されるべきだと思います。逆にダノンプレミアムの川田騎手も、そういったリスクを覚悟してインに拘ったわけですから。ただ、ダービーで本命馬が敗れる敗因を作った騎乗だけに、レース直後は馬券が外れたファンからの感情的な声も多かったですね」(競馬ライター)

 確かに、レース直後はネット上でも批判的な意見も見られたが、その一方で「これは石橋騎手の超ファインプレー」「石橋脩騎手が上手過ぎた」「バシシュー(石橋脩騎手)、さすがだわ」といった石橋騎手の騎乗を評価する声も多数見られた。

 昨年12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)をラッキーライラックで制し、自身にとって2010年の天皇賞・春以来のG1勝利を上げた石橋騎手。自己ベストとなる67勝を上げ、飛躍の1年となった。

 ただ、2歳女王となったラッキーライラックとのコンビでは、G1制覇した直後から「いつ降ろされるのか?」ということが話題に。しかし、そんな声に反発するような石橋騎手の今年の大舞台での活躍ぶりは目を見張るものがある。

 重賞制覇こそラッキーライラックのチューリップ賞(G2)だけだが、今年はキャンベルジュニアとのコンビでダービー卿チャレンジT(G3)を6番人気2着、京王杯SC(G2)も7番人気で2着。牡馬クラシック戦線でも、青葉賞(G2)を7番人気のエタリオウで2着してダービー切符を掴ませるなど存在感を発揮。

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