JRA戸崎圭太「また逃げ」でアエロリット安田記念制覇も十分!? ヴィクトリアマイルで示した「強さ」
6月3日(日)に行なわれる安田記念(G1)。今年は”マイル王を決める争い”というよりも”最強馬決定戦”という趣き。スワーヴリチャード、ペルシアンナイト、リアルスティール、レッドファルクス、サングレーザー、リスグラシュー、香港のウエスタンエクスプレス等々。年齢、性別、距離問わずに猛者たちが集結してきた。
そこに、昨年NHKマイルカップ(G1)を勝っているアエロリット(牝4 美浦・菊沢隆徳厩舎)が挑む。安田記念での勝機はあるだろうか。
アエロリットの父はクロフネ、母の父はネオユニヴァースという血統。マイルは合いそうである。
「この馬の通算成績は10戦3勝ですが、マイル戦に限って詳しく見ると6戦して1勝2着3回4着1回5着1回。掲示板を外していません。また、4着、5着は稍重での成績で、良馬場に限れば連対率100%と優秀。マイルのスペシャリストと言えるでしょう。
マイルC、中山記念(2着)で牡馬と走っても結果を出しており、むしろレースがタイトになればなるほど、この馬には有利に働くようです。もし最後混戦となっても望むところだと思いますね」(競馬ライター)
前走、マイルのヴィクトリアマイル(G1)を振り返る。
先頭集団2番手を11秒台後半の平均ラップが続くペースで追走し、直線抜け出すも最後は馬券になった3頭に交わされ4着に。しかし前でレースを進めた中で1分32秒4の好タイムで4着に粘ったのは優秀であった。しかも不得意の稍重での結果である。