安田記念(G1)「急上昇」リアルスティールが爆走! 「実績No1」の古豪が2番人気11着大敗の2年前とは「別次元の動き」を見せる理由

 3日に開催される安田記念(G1)に出走するリアルスティール(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)が30日、最終追い切りを行い「復活」を思わせる抜群の動きを披露している。

 実力派の古豪が急上昇の気配を見せた。栗東の坂路で最終追い切りを行ったリアルスティールは4ハロン51.7秒、ラスト11.9秒とこの馬らしい動き。併走馬を軽くちぎり捨て、破格の時計をマークした。

 騎乗した岩田康誠騎手が「先週よりも良い」とコメントした通り、先週は4ハロン52.1秒と時計こそ速かったが、今一歩といった動きだった。しかし、それから1週間で明らかな上昇気配。見守った矢作芳人調教師も「このひと追いで良くなってくれるでしょう」と自信を持って送り出せそうだ。

 海外のドバイターフ(G1)からの直行は、2番人気で11着に沈んだ2年前とまったく同じ。あの時はイレ込みが激しく、道中で折り合いを欠いて実力を出せなかった。しかし、陣営もあの時の苦い経験を糧にしている。

「2年前はドバイターフを勝って挑んだこともあり、陣営も『負けられない』と力が入っていました。調整過程も前走の状態を維持することに重きが置かれたもの。結果的にそれが、リアルスティールがレース当日までストレスを溜める原因になっていたようです。

しかし、今年は矢作調教師が『今回は前回より下の状態から、ジックリと上げてきた』と語っている通り、一度きっちりと緩めてから立て直しています。そのせいで先週は動きがイマイチで『間に合うのか』という懸念もありましたが、今週の動きを見れば『さすが矢作厩舎』と言えますね。上昇度は明らかですよ。

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