JRA藤沢和雄調教師「安田記念3頭回避」の謎。「ルメールLOVE」ではない狙いが?
「回避した藤沢和厩舎の3頭のうち、前走ルメール騎手が騎乗していたのは2頭。ルメール騎手は、その2頭を選ばずに連闘で初G1に挑むモズアスコットを選択しました。
おかしなことに、モズアスコットは藤沢和厩舎の馬が回避しないと出走することができないんです。このあたり藤沢和調教師の『ルメール騎手騎乗ありき』のスタンスで、乗ってもらえないなら回避しよう、とルメール騎手に貸しを作った形です。となると、モズアスコットは狙い目なのかもしれません」(同ライター)
そんなモズアスコットが「狙い目」の声に反発する意見もある。
「たしかにそういう見方もできますが、ならばルメール騎手とは関連のないスターオブペルシャまでもが出走回避した意味がわかりません。スターオブペルシャは当初より内田博幸騎手で安田記念に出走することが決まっていました。中間も問題なく調整しています。
それが藤沢和調教師が『いきなりG1というのもね』と言って回避し、エプソムCかパラダイスSへ向かうという話。いきなりG1では歯が立たない馬を、何でわざわざ騎手も確保して安田記念に登録していたんでしょうか。
これは、出走予定しているサトノアレスに”脈あり”を感じたからだと思います。表向きは『ルメール騎手に連続騎乗が叶わなかったから』と2頭回避し、もう1頭は『いきなりのG1は無謀』と回避。ですが、本当のところはサトノアレスの状態の良さで勝負できると踏んで、3頭とも引っ込めたということではないでしょうか」(競馬記者)