7冠牝馬ジェンティルドンナ待望の全妹に「超大物」の気配あり。小柄なディープ牝馬が連勝中のオークスに”新星”誕生か
父は当然ドナウブルー、ジェンティルドンナと同じディープインパクト。厩舎も同じ栗東の石坂厩舎であるだけに、否が応でも期待が膨らむというものだ。石坂厩舎といえばジェンティルドンナだけでなく、今年のオークス馬シンハライトも管理するなど牝馬の扱いに長けた名門中の名門。つい先日もリラヴァティがマーメイドS(G3)を制したばかりだ。
「しっかりした足取りで走るところが、ジェンティルドンナに似ていますね。あとは(小柄な)サイズとカイ食いが課題なので、少しでも大きくなってほしいです」と話すのは、放牧先のノーザンファーム空港の伊藤厩舎長。
現在のところ、まだ430㎏にも満たないらしいが、父のディープインパクトも440㎏程度の小柄な馬だけに、その特徴を受け継いだ活躍馬も多い。
実際に同じディープインパクト産駒で今年のオークスを制したシンハライトの馬体重は422㎏、一昨年のオークス馬ミッキークイーンも430㎏と、近年活躍のディープ牝馬は「小柄なことで逆に期待が高まる」と述べても過言ではない状況だ。
まだ具体的なデビュープランは上がってないが、ジェンティルドンナが引退してから2年。ぼちぼちPOGでも穴馬になってくる頃だ。今年の活躍を見ても、やはりクラシックはディープインパクト産駒が中心。
それも小柄なディープ牝馬が”トレンド”になりつつあるので、このベルダムも大きく注目していきたい一頭だ。