武豊スマートオーディン「復活」の鬼脚炸裂!? エプソムC(G3)5歳世代「最後の大物」が強い4歳ダイワキャグニーと激突!
気になる現状だが、栗東の坂路で行われた1週前追い切りでは4ハロンで51.0秒という好タイムを記録。さすがに最後は疲れて12.8秒と失速し併せ馬でも遅れたが、併走馬のストロングタイタンは2日の鳴尾記念(G3)を勝ち馬。決して悪い状態ではなさそうだ。
「帰厩後は早い段階でここを目標に、4月頭から坂路を中心として入念に乗り込まれてきました。すでに早い追い切りも何本かこなしていますし、急仕上げといった感じではないですね。
2年ぶりのレースということで、さすがに100%とはいかないかもしれませんが、ファンの多い馬だけにもう一度、強いところを見せてほしいですね。武豊騎手とのコンビも注目です」(競馬記者)
長期休養に入る前には、世代屈指の切れ者として強烈な末脚を誇ったスマートオーディン。東京スポーツ杯2歳S勝ちが光るこの舞台で、いきなり鬼脚炸裂なるか注目だ。
そんな本馬の1つ下の世代となる4歳馬は「強い4歳勢」として、現在の競馬界を引っ張っている存在だ。
先週の安田記念(G1)も勝ったモズアスコットを筆頭に、上位6着までを独占。相変わらず猛威を振るっているが、そんな4歳勢の中でも屈指のサウスポーがダイワキャグニー(牡4歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)だ。
仮に安田記念に出走しても「好勝負できたのではないか」と思えるほどの東京巧者。特に今回の舞台となる東京・芝1800mは4戦3勝と相性抜群だ。唯一、4着に敗れた毎日王冠(G2)でも、前を走っていたのがリアルスティール、サトノアラジンのG1馬2頭に、グレーターロンドンであれば、ここでは大威張りできる実績だろう。