エプソムカップ(G3)ダイワキャグニーついに「本気モード」に!? 横山典弘騎手の「意図」が垣間見られる近走
またマイルに戻し2/4東京新聞杯(G3)へ。中団の前目で進み、この馬なりに脚を使って3着。リスグラシュー、サトノアレスには敗れたが、重賞でも戦えることを証明してみせた。
そして5/19に芝1800mのメイS(OP)に出走。後方からレースを進めて、上がりタイム2位の末脚で突き抜けて快勝する。
「この年明けからの3走は、横山典騎手がダイワキャグニーの走りをチェックするような感じに見えましたね。決して無理はしない走りで。中山金杯ももっと追えたはずで、一部報道で記者のレース回顧に『思ったほど伸びなかった』と書かれていました。それはそのはずで、鞍上が無理して追ってなかっただけなんです。
2走目の東京新聞杯は、強く追ってるだけでムチは2回、最後も見せムチだけでした。
そして3走目のレースは相手が一枚落ちることもありますが、しっかり追ってきっちり勝ち切りました。しかも見た目よりも余裕も感じましたし。ダイワキャグニーは賢い馬なので、鞍上との息もピッタリです。なんだか横山典騎手から”さぁ、これから勝負だよ”と我々に宣言してきたような、そんな走りでした。この先が楽しみですよ」(同記者)
陣営も今のところ1800mがダイワキャグニーに合うと見たのだろう、おそらく人気になると思われるが、この馬を秋以降も注目してほしい。これまでダークシャドウやジャスタウェイなど、エプソムカップを使ってから成長してくる馬もいる。ダイワキャグニーも例外ではなく、遅れてきたキングカメハメハ産駒が、今年の下半期の台風の目になる可能性が高い。ぜひ注目してもらいたい。