J.モレイラ「JRA騎手化」最大の被害者はアノ2人!? 香港No.1の通年免許獲得で、日本人騎手リーディング「永久消滅」の危機
述べるまでもなく、モレイラ騎手の騎乗技術は世界でもトップクラス。となればJRAの通年免許試験において、最大の障壁は第2次試験の「日本語」への順応だろう。しかし、この親日家は移籍を決意した以前から熱心に日本語の勉強を重ねており、試験合格に自信を深めているようだ。
また「例え今回落ちても、また来年に受験する」と、すでに不退転の覚悟を表明。もはや「JRAのモレイラ」誕生は”既定路線”といえるだろう。
「関係者の話では、仮に合格すれば『美浦の所属になるのでは』と言われていますね。すでにデムーロ騎手やルメール騎手が栗東の所属であることと同時に、モレイラ騎手と親交が深い堀宣行厩舎が美浦所属だからです。そうなると強く影響を受ける騎手は、なんとなく想像できますね」(競馬記者)
記者からまず名前が挙がったのは、昨年リーディング2位の戸崎圭太騎手だった。
昨年、ルメール騎手とのリーディング争いに敗れ、連続リーディング獲得が途絶えてしまった戸崎騎手だが、勝ち星を稼げる一番の理由は”デムルメ”がいない関東の所属だからといわれている。
しかし、仮にモレイラ騎手が美浦所属になれば、パワーバランスは一気に崩壊。その煽りを最も大きく受ける可能性があるのが、関東No.1の戸崎騎手であるというわけだ。かつて”デムルメ”が栗東の所属になった際、福永騎手や川田騎手らが成績を落としたように、今度は戸崎騎手の天下が崩れ去ってしまうのだろうか……。
また、今年ラッキーライラックとのコンビで大きな注目を集める石橋脩騎手も、大きな影響を受ける1人として名が挙がっている。