宝塚記念(G1)サトノクラウン「回避」可能性高まる!? 「状態不安」のまま出走メリットなく「まるでG2」に現実味、ダイヤモンドも?
もう一頭の”サトノ”とは述べるまでもなく、ファン投票で1位になったサトノダイヤモンド(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。実はこちらのサトノも状態面に不安があり、陣営からは「菊花賞、有馬記念を勝った頃には程遠い」と懸命の調整が続いている。
一昨年の有馬記念でキタサンブラックを破って優勝した際は、次代の競馬界を担う存在として脚光を浴びたサトノダイヤモンド。しかし、現在は昨年の阪神大賞典(G2)以来、1年以上勝ち星から遠ざかっている状況だ。これ以上、敗戦を重ねて種牡馬価値を下げないためにも「もう引退した方がいい」という声まで囁かれ始めている。
そんなサトノダイヤモンドにとって、中途半端な状態で宝塚記念に出走するメリットはあまりないようにも思えるが……。もしもこちらも回避となれば、いよいよ「今年の宝塚記念は、まるでG2」という言葉も、冗談には聞こえなくなるだろう。