JRA「栗東陣営太鼓判」2頭でユニコーンS(G3)も楽勝? 3歳ダート頂上決戦の「狙い」
そして、大野拓弥騎手が騎乗する予定のタイセイアベニール(牡3歳、栗東・西村真幸厩舎)。
これまで芝のスプリント戦線で戦っており、ファルコンS(G3)に出走するなど一定の成績は残していた。だが、前走から突如としてダートに転向。9番人気ながら、最後の直線で馬群を縫うように末脚を伸ばして2着と好走してみせた。
「前走はロスなく脚を溜められたのが良かったですね。砂を被っても、馬群の中に入っても落ち着いて走っていました。ダート適性があることは間違いないでしょう」(別の現場記者)
まずはダート転向が吉と出たタイセイアベニール。だが、今回は同馬のキャリアで最長距離となるマイル戦。記者はこの距離で戦えるかを不安視しているといい「体型や走法から距離が長い気がするんですよね。広い東京競馬場だとごまかしも利かないので苦しい戦いを強いられそうです」と話す。だが、「ここで勝ち負けできれば、これからのダートマイル戦で注目すべき1頭となるのは間違いないですよ」とここが試金石になると明かす。
転向2戦目で重賞制覇なるか。若きダート素質馬たちの戦い、ユニコーンS(G3)の発走は17日東京競馬場15時45分からを予定している。