武豊、函館で復調の兆し? 「今春絶不調」も早め夏競馬入りで成績前進
「まだ中央開催にトップジョッキーが残っているうちに函館に移れば、若手、中堅のジョッキーが多い中で争えますし、そういう中で函館を使う予定だった有力馬はおのずと武騎手のところに集まってきます。他のジョッキーがこちらに来てすべてが整うまでの間に、いい馬を確保して勝ち星を伸ばして行こうという腹づもりもあるのかも」(同 記者)
このところ勝ち星が伸び悩んでいる武騎手だが、まだまだこのままでは終われない。好きな夏競馬で勝ち星を量産し、再度復権をアピールしておきたいというわけだ。
先週の函館開幕週の武騎手の成績は、土曜日はメインの騎乗は無かったものの5レースの騎乗機会があり2着2回とまずまず。日曜日は 9レースの騎乗機会があり、1勝2着2回3着2回とこちらもまずまずで、そのうち2レースは1番人気を3着に飛ばしてはいるものの、それ以外の馬券になったレースはすべて人気以上の着順を得ている。特に最終レースでは、8番人気のジョネラルゴジップを2着に持ってきて、1着2番人気、3着1番人気との3連単は45,970円となった。
ちなみに、この馬は和田騎手、福永騎手などが乗ってもなかなか馬券になっていない社台レースホースの馬だった。久々の騎乗で人気薄2着というのは、大いにアピールとなったことだろう。
穴のイメージがない武騎手だが、今年の函館では要注意かもしれない。