宝塚記念(G1)パフォーマプロミスが戸崎圭太と「持ってる馬」証明へ。過去戦績と血統から軽視不可能か
現在、その反動も出ておらず、体質も完全に強化されたと言っていい。6歳だが13戦しか使われておらず、馬はまだまだ若い。中間もしっかりと負荷を掛けて追われており、万全の態勢である。
そして、この馬を宝塚記念で後押しするデータがある。
この馬の父はステイゴールド。宝塚記念と言えばステイゴールド産駒が走るレースとして有名で、これまでドリームジャーニー(2009年)、ナカヤマフェスタ(2010年)、オルフェーヴル(2012年)、ゴールドシップ(2013、2014年)が勝ち星を上げている。
「2015年以降は目立った活躍がありませんが、それには理由があります。2015年は2頭出走し7歳馬のオーシャンブルーが14着ですが、2014年の中山金杯勝ち以降、11戦惨敗で引退しており、この時もすでに出がらし状態。 ゴールドシップは15着でしたが、前走天皇賞(春)の反動が出て調子が降下気味でした。2016年はステイゴールド産駒の出走はなし。2017年は1頭出走。4歳馬だった本格化前のレインボーラインが5着とまずまず。
このように決してステイゴールド産駒が廃れたというわけではなく、まだまだ激走する余地はあると思います。現に昨年、同レース5着のレインボーラインはのちに天皇賞(秋)3着、阪神大賞典1着、天皇賞(春)1着と本格化しました。先日、残念ながら足を故障して引退となりましたが、今年もし宝塚記念に出ていれば優勝候補筆頭であったに違いありません」(同 ライター)