宝塚記念(G1)「重馬場の鬼」ワーザーが世界を見せつける!?「梅雨」「日本馬のピーク」「キタサン不在」計算尽くされた香港最強調教師の目論見
というのも、本馬を管理するロマン・クラブルール調教助手は「日本への輸送で馬体重を減らすのではと心配していましたが、そんなこともなく飼い食いも良い」とコメントしている。また、馬体重が計測された21日は、前日に検疫先の三木ホースランドパークから阪神競馬場へ移動したばかりだったからだ。
さらに陣営はこの日、阪神の状態を確かめるように芝コースで追い切り。それも手応えこそ馬なりだったものの、7ハロンという異例の長さで行われている。果たして馬体減に不安を持った陣営が、”輸送”翌日にこれだけ積極的な追い切りを行うだろうか。
レース当日の馬場コンディションはもちろん、馬体重に多少なりとも回復傾向が見られるなら、香港最強調教師の”目論見”が日本競馬を飲み込む可能性は十分にありそうだ。