オジュウチョウサン×武豊「平地枠順確定」 大注目の1戦のキーワードは雨!?
ついに枠順が発表された開成山特別。オジュウチョウサンに騎乗する武豊騎手は、自身の公式サイトの日記でこの挑戦を「楽しみ」だと明かし、「次も平地を使いたくなるような、インパクトのある勝ち方が理想ですが、そんなに甘いものじゃないとも考えています」と綴っている。
異例の注目を集める福島競馬場。週末は天候が崩れると予想されており、レースは悪路の中で行われると見られている。
「オジュウチョウサンは4年8カ月ぶりの平地戦。今週は悪天候だと予想されていますが、陣営は道悪を歓迎しているようでした。調整はいつもどおり行っており、馬体に張りがありましたね。『平地戦でも他馬にヒケを取らない』とアピールしていましたよ」(現場記者)
注目を一身に集めているオジュウチョウサン。だが、ライバルたちもおいそれと勝利を譲るわけにはいかない。「スポニチ」の取材に「行ければハナに行ってもいい。勝ちたいね」とアイスコールドの手塚師が逃げを打つと宣言。さらに「秋は菊を意識している馬。負けたくない」とクラシック最後の1冠に向けてドリームスピリットの武藤調教師も気合十分。ここがセン馬となって初戦となるバリンジャーの奥村武調教師は「体がふっくらして柔らかみが出てきた。ヒールになってもいい」と虎視眈々と勝利を狙う。
またオジュウチョウサンと同じ、”転向組”のオワゾードールもここで一撃を狙っているという。
「今週末が初の芝戦ですが、本馬場での追い切りを見ると思った以上に動けており、状態は上々。ただ、時計勝負だとやはり分が悪いと見ているため、陣営は雨で馬場が渋るのを歓迎していました」(別の現場記者)
500万下にもかかわらず、日本中の競馬ファンがこの1戦の行方を見守っている。勝利の女神はどの馬に微笑むのだろうか? 出走は7月7日14時35分からを予定している。