【ジャパンダートダービー（G1）展望】「怪物」ルヴァンスレーヴVS「武豊」ドンフォルティス！ハイレベル3歳ダート王決定戦が幕開け！
編集部
昨年はデビュー戦こそ敗れたものの、そこから3連勝で重賞初制覇。北海道2歳優駿（G3）の勝ち馬として、全日本2歳優駿でルヴァンスレーヴと激突した。しかし、結果は1馬身差の2着と完敗。2歳王者の引き立て役となってしまった。
しかし、始動戦の伏竜Sでは好位から先に向けだし、追いすがるルヴァンスレーヴに1馬身半差をつけて完封。今回は1勝1敗で迎えた3度目の対決となる。地方交流重賞で圧倒的な強さを見せる武豊騎手が、先週の競馬で重賞制覇と復調気味なのも心強い。
この「2強」に割って入れるだけの素質を持っているのが、日本ダービー（G1）から参戦するテーオーエナジー（牡3歳、栗東・宮徹厩舎）だ。
出走に議論を呼んだ日本ダービーでは最下位に大敗したとはいえ、テーオーエナジーの”本業”はダート。特に前々走の兵庫チャンピオンシップ（G2）では、後続に5馬身差をつける圧勝を飾っており、ダートのパフォーマンスは底知れない存在だ。
また、多くの馬にとって2000mが初めてとなる中、芝とはいえ2400mを経験しているのは大きい。1870mの兵庫チャンピオンシップで、高いパフォーマンスを発揮したことも強調材料だ。2強に割って入れるか。鞍上は岩田康誠騎手が務める。
ユニコーンSで2着だったグレートタイム（牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎）も、ワンチャンスある存在だ。
ここまで7戦2勝と勝ち味に遅いが、2着4回と堅実な走りを見せるグレートタイム。前走のユニコーンSでも、スタートで後手を踏みながらも最後の直線で脚を伸ばし、ルヴァンスレーヴ以外のライバルはしっかりと差し切っている。