JRA「大魔神2頭」の引退とローテ……シュヴァルグラン、ヴィブロス消えれば佐々木主浩氏「G1所有なし」も心配なし?

 その引退ロードで気になるのは鞍上だ。シュヴァルグランは、京都大賞典は三浦皇成騎手、それ以外の2戦はH.ボウマン騎手に託される。そして一方のヴィブロスは、3戦とも福永祐一騎手が予定されているという。

「シュヴァルグランは昨年とローテは同じですが、京都大賞典の鞍上がM.デムーロ騎手から三浦騎手に変更。今年、三浦騎手は大阪杯(G1)で同馬に騎乗したものの13着と大敗しています。汚名返上の騎乗を見せてもらいたいですね。

 そして最近不調だったヴィブロスのラスト3戦は、かつての主戦騎手・福永騎手に白羽の矢が立ちました。一昨年前の秋華賞(G1)で見せたような、ライバルを一瞬で突き放す豪脚の復活が期待されます」(競馬記者)

 この2頭は佐々木オーナーの所有馬でも稼ぎ頭として知られていた。今後、現役のG1勝ち馬を所有しなくなる佐々木氏。しばらくの間は重賞戦線などでその名を聞くことも少なくなるかと思いきや、そうでもないという。

「確かにヴィブロス以後は苦戦中。しかし、今年は孝行娘だったヴィルシーナの初仔ブラヴァスがデビュー。武豊騎手が騎乗した初戦こそ3着と敗れましたが、陣営は『本格化は古馬になってから』と考えており潜在能力は高そうです。G1勝ち馬を所有することも、そんなに遠い未来のことではないのかもしれませんよ」(前出・ライター)

 野球選手としてだけではなく、引退後は馬主として名声を勝ち得ている佐々木オーナー。これからも名馬主として競馬界にその名を轟かせ続けるのかもしれない。

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