JRA名門「後継者」が大苦戦……ハーツクライ手掛けた名伯楽「遺産」引き継ぐも「大改革」失敗、リーディング150位に低迷
それも2勝以上を上げた馬がおらず、8勝すべてが新馬もしくは未勝利勝ちという内容。期待の現2歳世代も今のところ勝ち星がなく、アンラッシュやダノンシティなどがデビュー戦で人気を集めて惨敗している。
「苦戦を強いられていることは確かですが、この春デビューから3連勝を上げてダービーでも人気になった(2番人気、5着)ブラストワンピースの半妹ヴィクトリアピースの評判は上々ですよ。橋口慎介厩舎にとっては『この世代のエースになれる器』という人もいます」(同)
確かにヴィクトリアピースは最近調子を上げてきたシルクレーシングの所属馬であり、今世代の活躍が目立つヴィクトワールピサの産駒。走ってきそうな”背景”は揃っている。巻き返したい橋口慎介厩舎にとって、起死回生の切り札となれるだろうか。