マイネル岡田総帥「最終兵器」デビュー! 超良血オルフェーヴル×ホエールキャプチャに「次元が違う」来年の英ダービー登録!
一昨年のセレクトセールで、ディープインパクト産駒以外では最高落札額となる1億7000万円で落札されたオルフェーヴル×ホエールキャプチャ・アルママ(牡2歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が、いよいよベールを脱ごうとしている。
「これは次元が違うね」
マイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏が函館競馬場に足を運んで行われた2週前追い切り。2年前に自らが競り落とした超良血馬の動きを見守った総帥は満足そうに、そう頷いた。
追い切りの内容自体は、芝コースの3頭併せ馬を2番手フィニッシュとなったが、総帥は「初ものづくしだし、外を回ったので遅れはやむを得ない。筋肉の質が素晴らしい」と絶賛。すでに来年の英ダービーにも登録を済ませており、極めて高い評価が窺える。
「父のオルフェーヴルが栗毛で、母のホエールキャプチャが芦毛。初仔は母似の芦毛になりますが、毛色が少し栗がかって見える時があるところに父の面影を感じます。この両親は同世代で、2度一緒に走って1勝1敗。そういったところにロマンを感じるファンは多いでしょうし、デビュー前からの注目度も高いですね。
初仔で馬体が小さく出たので、そこがどうかという不安はありますが、追い切り自体は良血馬らしさを感じさせる良い動き。28日の札幌でデビューしますが、いきなり両親を彷彿とさせるようなレースを期待したいですね」(競馬記者)
父オルフェーヴルは、言わずと知れた三冠馬。2度の凱旋門賞2着など世界的にも高い評価を受けている。母ホエールキャプチャもまたヴィクトリアマイル(G1)など重賞を5勝と、アルママは生まれながらにしてのエリート中のエリートだ。