JRA藤田菜七子カメラ「ポーズ要求」拒否!? 不安、悔しさ……男性社会の「女性問題」に抱く21歳の葛藤
実際に競馬界でも以前は、とてもオープンだった関係者が急にマスコミ嫌いになって、そのまま消えていった人もいます。どうしてもついて回るメディアと上手く付き合えるかは、本業でストレスなく活躍するためにも、とても重要です。そのために自分の中でしっかり”線”を引いておくのは、自身を守る上でも大事だと思いますね」(同)
今週は重賞騎乗こそ逃したが、土日合わせて12鞍に騎乗する藤田菜七子騎手。あと3勝で昨年の勝ち星に並ぶと同時に、女性騎手によるJRA通算最多勝利34勝にも並ぶ。述べるまでもなく、さらに1勝を積み重ねれば記録更新だ。本人が望む、望まないにかかわらず、今後も大きく注目されていくことだろう。
しかし、それらもすべて彼女にとっては単なる通過点に過ぎない。藤田菜七子騎手の”ライバル”は同期の騎手を始めとした若手同業者であって、武豊騎手などのトップジョッキーたちだ。夢はダービー制覇であり、目指すのは騎手リーディングである。決して、過去の女性騎手による記録を上回ることが目標ではないはずだ。