JRA「痛恨」武豊「がっかり」仏遠征ジェニアル「外傷」でジャックルマロワ賞(G1)回避……今後の「予定」はあのレース?
これには武豊騎手もがっかりに違いない……。
4日、JRA(日本中央競馬会)はフランスへ遠征中のジェニアル(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎)に、予定されていたジャックルマロワ賞(G1)の回避を発表。日本にとっては1998年のタイキシャトル以来となる同レース制覇は”幻”となってしまった。
ジェニアルは日本で500万下クラスの身でありながら、果敢にフランスへ遠征して先月22日、武豊騎手とのコンビでメゾンラフィット競馬場のメシドール賞(G3)を制覇。現地に衝撃を与えると共に、遠征続行でジャックルマロワ賞に挑むことが発表されていた。
しかし、レースを12日に控えた調教中、本馬が放馬。その際に外傷を負ってしまったため、大事を取って同レースを回避することが決まったようだ。
管理する松永幹夫調教師は、JRAの公式HPを通じて「本日、現地の調教場で放馬した際に外傷を負ったため、来週末のジャックルマロワ賞への出走は見合わせることにしました。ジェニアルの挑戦を楽しみにしてくださっていたファンの皆様には申し訳ない気持ちです。一日も早く回復して、ジェニアルの元気な姿を見せられればと思っております。引き続き応援のほどよろしくお願いします」とコメント発表。悔しさを滲ませている。
またこの発表を受け、日本で快挙を心待ちにしていたファンからも「楽しみにしてたのに残念!」「好事魔多しだなあ」「やっぱり海外遠征は難しい……」など落胆の声が相次いでいる。
レースでは格下の存在とはいえ、母サラフィナは仏オークス(G1)などフランスでG1を3勝した名牝。その息子が重賞を制してのG1挑戦だっただけに、直前での回避は陣営にとっても無念に違いない。