JRAルメールはノーザン天栄にとってもはや「神様」? 土日6勝も関係者が頭を抱えたワケ
昨年のダービー馬レイデオロ、そして現在3戦3勝とこの夏「最大の上がり馬」と見られているレイエンダの半弟であるソルドラード(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。
4日に開催された新潟競馬場の新馬戦(芝1600m)では、半兄たちの主戦騎手も務めたC.ルメール騎手が鞍上に据えられ、単勝1.1倍のダントツの一番人気。万全と思われる態勢で出走を果たした。
だが、レースは1000m通過タイムが62.8秒と、2歳新馬戦であることを差っ引いてもスローペースで進む。後方7番手に付けていたソルドラードは、外目から上がり最速33.1秒の脚を披露して才能の片鱗を見せるも、先行勢たちを捉えることはできずに3着でゴール。無念の初戦黒星で競走馬としてのスタートを切ることになってしまう。
レース後、ルメール騎手はまだ幼い上に少し重いため、「反応するのに時間がかかりました」と語り、ラスト辺りにはいい脚が使えていたものの「最後は少し疲れてしまいました。次は肉体面ももっと良くなるでしょう」と次走に期待をかけていた。
「先週は、夏には涼しい北海道に”籠もる”ことで知られるルメール騎手が珍しく新潟競馬場に登場しました。そのため、ノーザンファーム天栄では有力馬をこれでもかと用意。土日合わせて15鞍に騎乗して、1番人気の馬への騎乗は11回を数えました。そしてルメール騎手もその期待に応えるかのように、6勝、2着2回の好成績をあげています。