【関屋記念(G3)展望】重賞でも存在感を示してきているリライアブルエース! 今年のサマーマイルシリーズ王者になることはできるか?
プリモシーン(牝3、美浦・木村厩舎)は斤量面で大きく優遇されここではチャンスがありそうだ。今年の1月に休み明けながらフェアリーS(G3)を勝利した実績があり、今回はNHKマイルC(G1)以来のレースとなるが力を出し切れそう。2走前の桜花賞(G1)、前走のNHKマイルC(G1)では出遅れ、直線で進路を探しながらの追い出しという不利があり結果を残すことはできなかったが、鋭い瞬発力を見せており上手くレースができていれば違った結果になっていたはずだ。スムーズな競馬をすることが前提となるが51㎏の斤量での出走ならば古馬との初対戦でも結果を残せる力はあるだろう。
ロードクエスト(牡5、美浦・小島厩舎)は1年以上勝利から遠ざかっているだけに、久しぶりの結果が欲しいところ。同じコースで開催される3年前の新潟2歳S(G3)では出遅れて最後方からの競馬となったが、直線だけで全馬をごぼう抜きという強い内容で勝利。1頭だけアガリ32.8秒を記録する圧巻の勝ち方だった。これまでは末脚に懸ける競馬が多かったが、今年に入ってからは好位からの競馬で結果を残すなど脚質にも幅が出てきている。昨年のこのレースでも人気となっていたが敗退。今年は期待に応えるようなレースを見せて欲しいところだ。
このほかでは長期休養明け2戦目となるチェッキーノ(牝5、美浦・藤沢厩舎)や、トップハンデとなるが夏競馬での良績が目立つウインガニオン(牡6、栗東・西園厩舎)なども注目を集めそう。
初めての重賞制覇だけでなくサマーマイルシリーズ制覇の期待もかかるリライアブルエースにとっての重要な1戦となる関屋記念(G3)。好調を維持している連勝馬や斤量の軽い3歳馬たちを相手にする注目のレースは、12日(日)15時45分に新潟競馬場で発走予定となっている。