ゴールドアクター「引退」左右の一戦へ。最強ライバルと渡り合った力は戻るのか
古豪は今度こそ復活することができるのだろうか?
2015年の有馬記念勝ち馬・ゴールドアクター(牡7歳、美浦・中川公成厩舎)が、次走として9月23日開催されるオールカマー(G2)を視野に入れていると報じられた。
15年の有馬記念では、ゴールドシップ、キタサンブラック、マリアライトなど名だたる名馬を相手取り、勝利を収めたゴールドアクター。その後も第一線でライバルたちと熱いレースを繰り広げた。
だが、今年は3番人気に支持されたAJCC(G2)で11着、前走の大阪杯(G1)でも16着と2走連続での殿負けを喫するなど、かつての走りが見る影もない惨敗を繰り広げている。
「この大敗を受けて”引退”の二文字もささやかれていました。ですが、陣営はまだターフから退かせるつもりは無いみたいですね。
ゴールドアクターはG1勝ちも含めて23戦9勝をあげ、獲得賞金は7億円以上を記録するなど紛れもない名馬です。しかし、残した成績はステイヤー寄りでこのまま種牡馬入りしたとしても価値が見出されるかは微妙なところ。種牡馬として箔を付ける意味でも、もう少し勝ちたいということなのかもしれません」(競馬誌ライター)
ゴールドアクターはオールカマーを2年前に勝利。開催される中山競馬場は、昨年まで掲示板を外したことがない相性のいい競馬場として知られていた。
「名うての中山巧者ですので、復活するとしたらここなのは間違いないでしょう。好走すれば、それ以後の重賞戦線にも参戦するめどもつくはずです。
しかし、今年は休み明けとはいえ中山競馬場で開催されたAJCCでも惨敗しています。得意としていた中山で、2戦連続で結果が残せないのであれば、陣営としても諦めがつき、いよいよ現役を去るという決断が下されるかもしれません」(競馬誌ライター)
崖っぷちに追い込まれているゴールドアクター。結果を残すことができるのだろうか?