【札幌記念(G2)展望】真夏の祭典に「G1昇格」秒読みの超豪華メンバー集結!! 昨年20万馬券の大波乱も……
19日には、札幌競馬場で第54回札幌記念(G2)が開催される。夏競馬を象徴するスーパーG2は、毎年のようにハイレベルなメンバーが集結し「G1昇格が待たれる筆頭」と述べても過言ではないだろう。
今年は、そんな”流れ”がさらに加速するかのような例年以上のメンバーが集結。G1馬3頭を筆頭に、重賞勝ち馬10頭が出走を予定するなど、戦前から春のグランプリ宝塚記念(G1)以上と期待されている。昨年は伏兵サクラアンプルールが波乱の一戦を制し、三連単は20万馬券を記録。今年も伏兵陣まで魅力的な出走馬が顔をそろえた。
中心は、この秋に復活を懸ける一昨年のダービー馬マカヒキ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。
一昨年のニエル賞(仏G2)以来、勝利から遠ざかっているが、1週前追い切りでは函館の芝コースでラスト1ハロン12.1秒を記録するなど好時計。偶然にも、このレースでライバルとなるモズカッチャンらと豪華6頭併せ馬のような形になったが、陣営も「いい時の感じに戻ってきた」と手応えを感じている。
長らく復活が叫ばれているが、前走のジャパンC(G1)では勝ったシュヴァルグラン、レイデオロ、キタサンブラックに次ぐ4着。その力が発揮できればここでも上位争いは必至。あとは札幌の洋芝に対応できるかだろう。鞍上は”いい時”の主戦C.ルメール騎手が戻ってきた。
ここで復活を遂げたいのは国際G1馬のネオリアリズム(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎)も同様だろう。