【札幌記念(G2)展望】真夏の祭典に「G1昇格」秒読みの超豪華メンバー集結!! 昨年20万馬券の大波乱も……
当時、現役最強だったモーリスを破りセンセーショナルな重賞初制覇を飾ったのが、一昨年の札幌記念。あれから2年、ネオリアリズムは香港のクイーンエリザベス2世C(G1)を制し、あのジャイアントキリングがフロックでないことを証明している。
しかし、勝利という点ではその国際G1制覇が最後。この春も期待されたドバイターフ(G1)で8着に惨敗しており、思い出の地で復活を遂げたいところだ。鞍上のJ.モレイラ騎手はモーリスの主戦だっただけに、この馬の力を誰よりも評価する人物の一人である。
昨年の女王モズカッチャン(牝4歳、栗東・鮫島一歩厩舎)も、秋に向けここから始動する。
昨年はオークス(G1)で2着、秋華賞(G1)で3着と牝馬3冠路線こそ戴冠ならなかったが、古馬初対決となったエリザベス女王杯(G1)を制覇。一気に牝馬の頂点に立った。今年は強豪牡馬を相手に京都記念(G2)4着、ドバイシーマクラシック(G1)6着とまずまずの結果。ここも相手は揃ったが、結果を残せば秋の選択肢も増えてくる。
函館の芝コースで行われた1週前追い切りでは、先述したマカヒキらと”併せ馬”になって豪華6頭の競演。5ハロン61.8秒、ラスト12.2秒と上々の動きを見せた。鞍上のM.デムーロ騎手の一発に期待だ。