競馬予想ネタ ~夏男を探せ~
競馬はスポーツの中でも珍しく「四季」があるスポーツ。春競馬、夏競馬、秋競馬、冬競馬というように、シーズンに応じて様々な特色がある。例えば冬競馬は芝の保護のためダートのレースが多くなり、また乾燥する時期なのでダートに大きな影響があるなどだ。
そして騎手にとっても夏が得意、冬が得意というケースも少なくない。これは暑さ寒さが影響するように思えるが、馬券を探る上でもこのデータはなかなか貴重なものだ。
今回は「夏男を探せ」というテーマから、夏競馬で実績のあるジョッキーを探してみた。集計対象は現在リーディング20位以内の騎手で、集計期間は昨年の夏競馬である7~8月の二ヶ月間。まずは関東の騎手からまとめてみよう。
×戸崎圭太騎手
美浦・現在95勝・リーディング1位
昨年の7~8月は147回騎乗
勝 率:10.2%
連対率:22.8%
複勝率:33.6%
昨年1年間では940回騎乗
勝 率:13.8%
連対率:26.7%
複勝率:37.6%
という成績だったことを考えると夏競馬は不調、夏男とは言いがたい。
△内田博幸騎手
美浦・現在49勝・リーディング5位
昨年の7~8月は165回騎乗
勝 率:10.5%
連対率:19.9%
複勝率:29.1%
昨年1年間では877回騎乗
勝 率: 9.1%
連対率:18.0%
複勝率:27.3%
という成績だったことを考えると夏競馬の成績は微増、まぁまぁ得意といえるだろう。
×蛯名正義騎手
美浦・現在42勝・リーディング7位
昨年の7~8月は137回騎乗
勝 率: 7.2%
連対率:13.8%
複勝率:23.3%
昨年1年間では780回騎乗
勝 率:11.2%
連対率:20.0%
複勝率:27.9%
という成績だったことを考えると夏競馬は急降下。年齢的にも暑い時期の競馬は厳しいのだろう。