JRA2歳王者「大本命」ダノンジャスティス完勝!「あの馬はヤバい……」異次元のデビュー戦に「ダノンプレミアム2世」の呼び声
「あの馬はヤバい……モノが違いすぎる」
レース後、他陣営からそんな声が聞こえてくるほど、力の差を見せつけての勝利だった。
19日に新潟競馬場で行われたメイクデビュー(芝1400m)は、単勝2.0倍の1番人気に推されたダノンジャスティス(牡2歳、栗東・中内田充正厩舎)が完勝。噂の大器が、その評価に違わぬ輝きを見せつけた。
16頭立ての15番枠という決して恵まれたスタートではなかったダノンジャスティスだが、道中は中団の外目でしっかりと折り合う。この時期の新馬戦らしい遅い流れだったが、最後の直線を迎えて馬なりで先頭集団に取りつくと石橋脩騎手がゴーサイン。大外から他馬をまとめて交しきると、最後は流してゴールした。
「ギアの切り替えがしっかりできて、追ってからの反応が全然違いました」
石橋騎手のレース後の言葉通り、ゴーサインを出してからの伸びは圧巻。ここでは完全に力が違い、鞍上も「走る馬の独特の雰囲気を持っています」と最大限の賛辞を送っている。
「中内田厩舎で『ダノン』といえば、昨年の2歳王者で今年の日本ダービー(G1)でも1番人気に推されたダノンプレミアムがいます。さすがにこの時期に比較するのは早計かもしれませんが、そうしたくなるようなポテンシャルを見せつけられたのは確かですね。
競馬評論家の間では『今年もダノックスが大物を引いた』と早くも噂になっているようですし、今年はここまで素質馬の勝ち上がりが目立っていますが、それらを差し置いてでも『2歳王者の大本命』と最大級の評価も。如何にも広いコースが合いそうなタイプで、その瞬発力はやはりG1を意識させられるもの。ダノンプレミアムにどこまで迫れるか、今から楽しみな逸材です」(競馬記者)