武豊ジェニアル「次走決定」武騎手スケジュール「超忖度」でレース決定?
武豊騎手とのコンビでメゾンラフィット競馬場のメシドール賞(仏・G3)を制覇したジェニアル(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎)。同馬が次走にパン賞(仏G3、パリロンシャン競馬場・芝1400m)を予定していると「スポーツ報知」が報じた。
日本で500万下クラスの身でありながら、フランスの地でメシドール賞を制覇するなど活躍を続けているジェニアル。予定されていたジャックルマロワ賞(仏G1)を外傷のため回避していたが、すでに順調に回復しており、武豊騎手と2度目の重賞制覇へ向かう。そしてその後はパリロンシャン競馬場で行われるフォレ賞(仏G1)、もしくはダニエルウィルデンシュタイン賞(仏G2)を目指すとのこと。
「フランスで活躍しているジェニアルですが、馬の調子などよりも武豊騎手が騎乗できるか否かでそのローテーションが決まっているような気がします。ジャックルマロワ賞のときは、前日に開催され、武豊騎手の参戦していたシャーガーCに合わせたといわれていました。
そして武豊騎手は今年、クリンチャーでフランス遠征を行い、前哨戦のフォワ賞を経て凱旋門賞へ向かう予定ですが、今回ジェニアル陣営が発表したパン賞はフォワ賞と同日です。そして予定しているフォレ賞は凱旋門賞当日で、ダニエルウィルデンシュタイン賞はその前日に開催されるんです。
ジェニアルのオーナーは武豊信者として知られています。なによりも所有馬が武豊騎手と勝利をあげることを望んでいたオーナーからすれば、それくらいの忖度も当然なのかもしれません」(競馬記者)
同馬の母サラフィナは仏オークス(G1)などフランスでG1を3勝した名牝。その息子であるジェニアルは母の活躍した地で、今後どれだけオーナーを喜ばせることができるのだろうか? 今後の活躍に注目が集まる。