JRAの武豊4000勝カウントダウンサイトに「とっくに4200勝は超えているけど……」。ファンや関係者からは冷ややかな声が。
それは地方競馬出身の戸崎圭太騎手(JRA移籍前に地方競馬で2332勝・JRAで900勝)、岩田康誠騎手(同2941勝・JRAで1507勝)、内田博幸騎手(同3153勝・JRAで1156勝)達にも当てはまる。特に岩田康誠騎手と内田博幸騎手は、JRAでの勝利数と地方競馬時代の勝利数を合計すれば、軽く4000勝以上となり、武豊騎手の遥か上をいっているのだから。
JRA所属騎手の集計は、JRA所属馬に騎乗した際の成績のみとなっている。つまり地方競馬の遠征や海外遠征の際に、JRA所属馬以外の騎乗依頼を受けて勝利しても、残念ながらその勝利は実績として加算されないのだ。
競馬ファンにとって騎手はリスペクトの対象でもある。その成績は非常に価値があるものであり、その騎手の歴史と実力そのものだ。そういった意味でも、今後は成績の集計方法を見直す時期に来ているのかもしれない。