武豊マウレア「ベスト条件」紫苑S(G3)で飛躍? ここで「勝ちグセ」つけたい
今週末に中山競馬場で開催される紫苑S(G3)。2016年にG3へ昇格されてからは、同年2着のヴィブロス、昨年の勝ち馬ディアドラが秋華賞を優勝。年々、秋の最後の1冠に向けての重要度が増しているそのレースに、素質馬マウレア(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)が武豊騎手を背に乗せて出走を予定している。
父ディープインパクト×母の父ストームキャットという、ディープインパクトのベストニックスと呼ばれる交配で誕生したマウレア。今年の春のクラシックには武豊騎手を背に挑戦して、桜花賞、オークスともに5着と掲示板を確保する好走を見せた。
「これまで重賞で5走するも勝利にまで届いていないマウレア。この1戦にかける思いは強いはず。春には前に出るだけではなく控える競馬をするなど自在性も身につけつつあるようです。もともと秋以降に走ると言われていただけに、ここでは相当期待できるのではないでしょうか?」(競馬記者)
1週前追い切りではセダブリランテスと併せ馬。美浦のWコースで5ハロン70秒5-12秒8のタイムを記録し、歳上OP馬と併入した。2000m戦は初となるが管理する手塚調教師は、「スポーツ報知」の取材に「武豊騎手も2400mは長いと言っていた」と語り、「2000mはベスト」とこの距離が向いていると胸を張る。