JRA 2歳女王「大本命」グレイシアが異次元の走りで連勝！「メジャーエンブレム2世」出現に”本家”の主戦C.ルメール騎手も脱帽
編集部
グレイシアは同じ関東馬のダイワメジャー産駒ということもあって、デビュー戦を逃げて圧勝した際は、2015年に阪神ジュベナイルF（G1）を制し、翌年のNHKマイルC（G1）も勝った「メジャーエンブレムを彷彿とさせる」と評価された。
実は今回のアスター賞は、そのメジャーエンブレムもデビュー2連勝を飾った縁起の良いレース。本馬はその後、アルテミスS（G3）で2着に敗れたものの、阪神ジュベナイルF を2馬身差で完勝し2歳女王に輝いている。
ただ、メジャーエンブレムはダイワメジャー産駒らしい強力な先行力が最大の武器だったが、今回の陣営の意図を見る限りグレイシアは今後、後方から競馬する馬に成長するのかもしれない。
「今後のことを考えると、同じ逃げる形では後ろの馬の目標になる」
アスター賞のレース後、田辺騎手はそう今後を見据えている。確かに、逃げる競馬を続けてきたメジャーエンブレムは、単勝1.5倍の大本命に推された桜花賞（G1）で逃げることができず4着に敗れた苦い経験がある。
来週中にノーザンファーム天栄へ放牧に出ることが決まっているグレイシアが、今後どういった進路を進むのかはまだ決まっていないが、今回の経験が活きる日が来るのかもしれない。