JRA【ローズS(G2)展望】「大器」サトノワルキューレ登場! アーモンドアイ不在も飛躍を狙う「実力馬」が集結!!
16日には、3歳牝馬クラシック最終戦・秋華賞のトライアル第36回ローズS(G2)が開催される。
春の牝馬クラシックを彩ってきた主力が激突する舞台。今年は春のクラシック上位組は不在となったが、秋の飛躍を狙う実力馬が集結した見逃せない一戦となりそうだ。
その中でも熱い視線を集めているのは、オークス(G1)で3番人気に推されたサトノワルキューレ(牝3、栗東・中竹和也厩舎)だろう。
デビューから4戦3勝と、安定した結果を残してきた本馬。最後の直線で不利を受けた梅花賞(500万下)は3着に敗れたが、続くゆきやなぎ賞(500万下)では後に青葉賞(G2)で2着となったエタリオウを退け快勝している。
単勝1番人気に支持されたフローラS(G2)では、後方から上がり3ハロン最速となる33.4秒の末脚で突き抜けて重賞初制覇。その実力が、世代トップレベルにあることは確かだ。
前走のオークスは6着と人気を裏切る形となったが、今回のメンバーの中では能力上位なのは間違いない。間隔は空いたが調整も順調の様子。秋の主役になるためにも、ココは負けられない一戦となる。
古馬相手の青島特別(500万下)でレコード勝ちを収めているサラキア(牝3、栗東・池添学厩舎)も上位争い濃厚だ。
デビュー戦は出遅れて後方からの競馬となったが、力強い加速を見せ、上り最速の末脚で快勝。大物感を漂わせた走りは、今後の活躍を予感させるものだった。
続くチューリップ賞(G2)も出遅れてしまった本馬。ココでは新馬戦のように巻き返すことができず敗北を喫してしまう。しかし、ラッキーライラックなど阪神JF(G1)の上位3頭に次ぐ4着という結果は評価できる。
その後は勝ちきれない競馬が続いたが、前走の青島特別では古馬勢に3馬身半差を付ける圧勝劇を演出。夏場の休養を挟んで確実に成長を遂げている印象だ。充実ぶりが目立つ今であれば、重賞制覇を成し遂げても不思議ではない。