JRAセントライト記念(G2)「ダービー最先着馬」の法則!? 鉄板級から「地雷」まで……ダービー3着馬コズミックフォースの取捨は
17日には中山競馬場で菊花賞トライアルのセントライト記念(G2)が開催される。
今年のセントライト記念では昨年のダービー馬レイデオロの全弟で現在無敗の3連勝中となるレイエンダが大きな注目を集めているが、実績面では日本ダービーで3着に激走したコズミックフォース(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)に一日の長があるはずだ。
単勝223.7倍の16番人気という低評価を覆し、世間をアッと言わせたコズミックフォース。三連単285万6300円は「堅いレース」として知られる日本ダービーにおける史上最高配当となった。
そんな”曲者”が、秋の始動戦に据えたセントライト記念は「日本ダービー最先着馬」と相性のいいレースとして知られている。下記に、ここ10年におけるセントライト記念でのダービー最先着馬の成績をまとめてみた。
上記の表の通り、過去10年のセントライト記念における日本ダービー最先着馬の成績は【4.2.0.4】。これだけでもかなりの信頼度だが、遠征の必要がない美浦所属の関東馬に絞ると【4.1.0.1】で連対率約83%と、さらに信頼度が上がる。
関東馬で唯一、着外に敗れたのは2013年のヒラボクディープ。だが、本馬は日本ダービーで最先着とはいえ13着だった。セントライト記念で1番人気に推されたのは意外だが、「ダービー最先着馬」という括りによって該当しただけの「例外的なケース」と捉えていいだろう。