JRA「打倒グランアレグリアへ」ダノンファンタジー未勝利圧勝。再び相見会えるのは確実か
今後、JRAでのリーディング調教師という肩書きだけでは収まらず、行く行くは国内調教馬で世界の強豪を相手に数々の国際G1レースを席巻する「日本のNAKAUCIDA」と呼ばれるかも知れない。中内田充正調教師が意識するその先は世界だろう。
母ライフフォーセールはアルゼンチン産馬で同国内のG1を2勝・重賞4勝している活躍馬で、繁殖牝馬としてノーザンファームが輸入した。ダノンファンタジーはその3番子で父はディープインパクト。奇しくも新馬戦で苦渋を味わされたグランアレグリア(サンデーレーシング所属 美浦・藤沢和雄厩舎)も「輸入馬の母」 × 「ディープインパクト」の子で、同じノーザンファームの生産馬だ。
同じ釜の飯を食った仲の良かった幼馴染であったとしても、ひとたび牧場から離れターフの上に立てば、ゴール板を真っ先に駆け抜けた馬だけが賞賛を浴びる過酷な世界、それが競馬。グランアレグリアとダノンファンタジー、恐らくこの2頭は再び大舞台で「竜虎相搏つ」こととなるだろう。