JRA福永ワグネリアン「鞍上問題」決着! 天皇賞・秋「先約」大魔神・佐々木主浩氏が納得する理由は「異例のVIP」待遇?
しかし、ヴィブロスのオーナーはあの元メジャーリーガーの大魔神・佐々木主浩氏。福永騎手とは非常に親交の深い間柄でしたし”ひと悶着”あって、ようやくこの春に再び和解したばかりでしたからね……。
佐々木さんも以前から『ヴィブロスの秋は福永騎手で行く』と言っていましたし、周囲の関係者も『例えワグネリアンでも、佐々木さんの先約を裏切ることはできないんじゃ……』という話になっていました」(競馬記者)
福永騎手と佐々木氏は、以前から酒を飲み交わしながら競馬談議に花を咲かせる間柄だった。
しかし、シュヴァルグランで参戦した一昨年の宝塚記念(G1)の騎乗に佐々木氏があからさまに不満を漏らしていたが、福永騎手は友人で歌舞伎俳優の市川海老蔵の元に向かったという。この時の海老蔵は、妻の小林麻央さんを3日前に亡くしたばかり。以前、福永騎手が落馬で大ケガを負った際は海老蔵が激励に駆け付けるなど、2人は深い親交があったため、気落ちした友人を励ますために顔を出したというわけだ。
だが後日、これが佐々木氏の知るところとなり関係が決裂。この春の宝塚記念までの約1年間、福永騎手は完全に干された状態だった。その後、ようやく関係が修復されたと思われていたのだが……。
記者の話によると「だからこそ注目されていたワグネリアンの鞍上問題」だったらしいが、その一方で神戸新聞杯を勝った直後に発表されたということは、ある程度は予め決まっていたに違いない。ここは佐々木氏側が譲ったということなのだろうか。
「ヴィブロスもワグネリアンと同じ友道厩舎所属で、ノーザンファーム生産馬なんで、その可能性は十分にあるんじゃない?
ただ、あくまで先約は佐々木オーナーの方。それが”逆転”するということは、ヴィブロス陣営にも『それなりのメリットがある』という可能性が高いと思うよ。そうじゃないとメンツが丸潰れになるからね」(別の記者)
どうやらヴィブロス陣営が引き下がるとすれば、「福永騎手以上に期待できる騎手」の手配が整った場合ではないかということらしい。