JRA「2億3000万円」の超良血馬が5馬身差圧勝! 横綱・カテドラルとの再戦へ「伝説の新馬戦」第2章が開幕……!!
しかし、勝ったカテドラルは続く野路菊S(OP)も連勝し、現在クラシック筆頭候補に立っている存在。それも重馬場だったため、2馬身半差がそのままの実力差ではないはずだ。
「ホウオウライジンも前評判の高かった馬ですが、このメンバーでは次元の違う走りでしたね。勝ちタイムの1:47.7は、先週カテドラルが勝った野路菊Sの1:48.1よりも速い時計。だからといってトーセンカンビーナが野路菊Sを勝っていたと言うつもりはありませんが、同じ阪神の芝1800mでの時計だけに価値があると思います。
先々、カテドラルとの再戦が楽しみですね。デビュー戦は重馬場で向こうに軍配が上がりましたが、良馬場なら面白い勝負になると思いますよ」(競馬記者)
デビュー戦で4着に敗れたダノンチェイサーもすでに未勝利戦を楽勝しており、3着馬ブラヴァスも順当に行けば、クラシック戦線に乗ってくる逸材だ。奇しくも、彼らは1番人気から4番人気と人気を分け合った存在。昨年、ダービー馬が中京最速の上がり3ハロンを記録して大注目を浴びた舞台から、今年もクラシックホースが出現するのだろうか。
後にG1戦線を沸かせる馬同士が激突したデビュー戦は、競馬ファンの間で「伝説の新馬戦」と呼ばれているが、今年の「伝説」はここから生まれるのかもしれない。